「かわいそう」と「素晴らしい」–視点が変わるアレルギーっ子への言葉

公開日:  最終更新日:2016/01/11

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言われて嫌な言葉No.1

アレルギーがあることを隠す必要もないし、かといって、おおっぴらに発表する必要もないのですが、子どもの安全のために友達やそのお母さんには必ず話す必要があると考えています。

昨年引っ越しをしたため、新しい出会いがあり、その過程で息子のアレルギーについての話す機会が増えています。そして先日、久しぶりにあの言葉を言われました。

「かわいそう」

この言葉、アレルギーっ子を持つママパパなら必ず一度は言われたことがあるのではないでしょうか。ちなみに私は息子がかわいそうだと思ったことは一度もありませんし、この発言には強い反感を覚えます。逐一反論してきましたが、最近では深い関係ではない場合は放置するようにしています。

なぜ不快に感じるのか

最近まで「アレルギーっ子はかわいそうじゃない、だから『かわいそう』と言われると腹が立つのだ」と思っていましたが、そうではないのだと気づきました。

「かわいそう」

という言葉、他人に対して面と向かって使う言葉ではない。だから腹が立つのです。

「かわいそう」は憐みの言葉です。「かわいそうね」とその言葉の対象となる本人に言ったことがありますか?「あなた、かわいそうね」と。

多くの人はないと思います。第一段階として失礼な発言なのです。
なので「非常識だな」と片付ける事にしました。腹を立てる時間が無駄です。
もちろん、深い関係の人(祖父母や教師、仲の良い友達など)には徹底的に「かわいそうじゃない」と反論します。

逆にうれしい言葉を言われました

「かわいそう」事件の数日後、古くからの友人と食事をしました。彼女はものすごくグルメです。どこで食事をするかは毎回彼女に決定権が委ねられるほどで、間違いのないお店を選んでくれます。

そこで息子のアレルギーの話になりました。
「うちの子は小麦はダメだったけど、蕎麦が食べられたから、ずっと十割蕎麦食べてたんよ。ある意味贅沢よね」と私が言ったとき、彼女が「はぁ~、なるほどね~」と大きく頷きました。

普段、アレルギーのない人にアレルギーの話をするときは相手の反応を見て、あまり語りすぎないようにしているのですが、この時は「ハムとかもね、手作りの美味しいハムは卵とかが使われてないんよ。和菓子もね、昔ながらの製法の所は食べられるお店が多くて…」と話をつづけました。

「目から鱗だわ~、すごい!」若干お酒が入っていたせいか、大げさなほどに彼女が感心し始めました。
「本物ってさ、混ざりものがないんだよね。アレルギーがあっていろんなものが食べられないんじゃなくて、本物なら食べられるってことだよね。うわ~、初めてそこに気付いた~!」

アレルギーと無縁の人には分からない–のではなく、その人次第。
アレルギーの話をした時に、ここまでの前向きな意見は聞いたことがなかった私は、何とも言えない幸せな気持ちになったのでした。

顧みてみると…

アレルギー以外にも同じような事はあると思います。家族が何かの病気だと友人から告白された時に、私もどのような反応をするか分かりません。(「かわいそう」はありえませんけどね!)

ただ、今回、同じ話をしたことに対して「かわいそう」と「素晴らしい」という真逆の反応をされたことを通して、少なくとも話をしてくれた相手がその事をどのように思っているか(「アレルギーで辛い」と思っているか「アレルギーもいい事あるよ」と思っているか)を理解して話ができる人でありたいと思いました。

いつもは辛口な彼女の言葉が、胸を暖かくしてくれた出来事でした。

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