食物アレルギーかも?病院に行ったらどんな検査をする?診断までの流れなど知っておきたいこと
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食物アレルギーかどうかはどうやって分かる?
食物アレルギーと診断される大きなきっかけには、大きく分けて3つあると思います。
①離乳食として初めて食べた特定の食品で蕁麻疹や咳き込み、アナフィラキシーショックなどを起こし、受診。
②ひどい湿疹が続き、受診。
③家族に食物アレルギーの人がいて、血液検査をするために受診。
ほとんどの場合、診断を下す前にまず血液検査が行われます。
採血後、早ければ1週間後ぐらいに結果を聞くことが出来ます。
湿疹が続いて受診した場合
①の場合は、医師もすぐに食物アレルギーを疑うと思いますが、②の場合は「乳児湿疹だろう」と塗り薬だけが続いて、「食物アレルギー」を疑わないまま時間が過ぎていく、というケースも少なくありません。
あまりに湿疹が長引き、悪化するようなときは、自ら食物アレルギーを専門とする病院に行って調べてもらうのがお薦めです。
または、かかりつけ医に「食物アレルギーではないでしょうか?」と聞いてみるのもいいかもしれません。
専門医を紹介してくれるかもしれません。
看板に「アレルギー科」と書いてある病院全てが、食物アレルギーの負荷試験や解除、食事指導などを行ってくれるわけではありませんが、採血はだいたい行ってくれると思います。
ただし、その後のことを考えれば、しっかりと体制の整った病院にかかった方が良いと思います。(もちろん、後に転院してもよいと思います)
家族がアレルギー体質などで、アレルギーを疑っている場合
③の場合は、既に離乳食なども気をつけているケースです。卵や乳製品を初めて食べさせる前に、血液検査で傾向を知っておきたいという人です。
血液検査はあまりに月齢が低いと検査結果がでにくいと言われています。私は6ヶ月以降に行いました。
血液検査前に知っておきたいこと
血液検査は幼児期まではだいたい子供はベッドに寝かせ、手足を動かさないようにタオルでぐるぐる巻きにされて、押さえつけられ、「お母さんは外で待っていてくださいね~」と外に出されてしまうのが定番です。しかたないですが、子どもはとても嫌がります(当たり前ですね)
採血時に、何を調べるかの項目を選びます。
「卵」「乳」「小麦」「大豆」は定番、そのほかにも「米」「魚」「肉」など離乳食で食べるものも調べていきます。
「ピーナッツ」「そば」「えび」「かに」なども希望すれば調べられますし、果物や野菜の項目もあります。
例えば授乳中の場合、母親がよく食べるもの(母乳移行するため)や、食べた後に子どもの皮膚症状が悪化しているような気がするものを医師に伝えて、調べてもらうことができます。
項目については、我が子の検査結果の欄もご参照ください。参考記事:【アレルギー血液検査結果】5か月~8歳の卵、乳、小麦、ピーナッツの数値変遷まとめ
血液検査の結果が出た後は?
検査結果が出て「症状が出る可能性」がわかるという流れです。「症状が出る可能性」というのは、例え数値が高く、陽性であっても、それが全てではないからです。
もちろん、「蕁麻疹が出た」など事前に体調の悪化などの症状がある場合は、それの裏づけとなりますが、数値が高くても、食べた時(直後だけでなく、数時間後のことも含む)に症状が何もなければ、その食べ物に関しては「食物アレルギーはない」ことになります。
血液検査は負荷試験を行うためのあくまで目安、最初の手がかりだというのが、私の実感です。病院、医師によって診察の手順は異なりますので、一例としてご参照ください。
即時型、遅延型、アレルギー症状の出方も様々
症状の出方には、食べ物を食べてすぐに何らかの症状が出る即時型と、数時間経ってから症状が出る遅延型があります。蕁麻疹や呼吸器の症状は代表的なものですが、そのほかにもなんとなく様子がおかしい、体調が悪いなど、関連性がなかなか見つけづらいものもあります。
我が家の場合、この両方が混在しているタイプです。
即時型は命に関わることが多いため幅広く認知されていますが、遅延型は理解が進んでいない側面があるようです。
友人にも遅延型のお子さんがいますが、「体調によって制限したり少し食べたりしている」
ということでした。どちらにしろ、お医者さんよりも、毎日様子を見ている母親の感覚が正しいことは往々にしてあるのでおかしいな?という感は大事にした方がよさそうです。
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