卵殻カルシウム、カカオバターなど…分かりにくいアレルギー物質の食品表示解説。

公開日:  最終更新日:2014/11/29

アレルギー物質の食品表示を読むときに、「これって、大丈夫だっけ??」と不安になるものがあります。
そんな「分かりにくい表示」について、資料を見つけたので記載したいと思います。
(環境再生保全機構 H22.8月発行「ぜんそく予防のためのよくわかる食物アレルギーの基礎知識」より引用させていただきました)

分かりにくいアレルギー物質の食品表示解説~乳アレルギー編


カカオバター
カカオ豆をローストした後、すりつぶして作られたカカオマスを圧搾してとった脂肪分。
バターと言う単語が含まれているが「乳」とは関係ない。

グルテン
小麦、ライ麦などの穀物に含まれるたんぱく質であるグリアジンとグルテニンが結合したもので、小麦などの主要なたんぱく質である。
小麦特有の「ねばり」を作る成分。
たんぱく質の含有量の多い順に、強力粉(パン、パスタ用)、中力粉(うどん、お好み焼き、たこ焼き用)、薄力粉(ホットケーキ、クッキー用)に区別される。

ゼラチン
たんぱく質の1種で、水溶性のコラーゲン。牛、豚、鶏の骨や皮が原料となる。
魚由来の物もあるが、哺乳類由来のゼラチンとは一般的に交差反応しない。

増粘多糖類
果実、豆、でんぷん、海藻から抽出した多糖類で増粘類や安定剤として使われる。

タンパク加水分解物
原料のたんぱく質をペプチドあるいはアミノ酸まで分解したもの。動物性の原料として牛、鶏、豚、魚など、植物性の原料として大豆、小麦、コーンなどが使われる。

でんぷん
多糖類の1種で、水に溶いて加熱すると糊状になる。じゃが芋、米、小麦、くず、コーン、さつま芋、サゴヤシなどが原料になる。

乳化剤
混ざりにくい2つ以上の液体(例えば油と水)を乳液状またはクリーム状(白濁)にするための添加物である。卵黄あるいは大豆のレシチンや牛脂などから作られる。化学的に合成されることもある。牛乳から作られるものではないので、牛乳アレルギー患者でも摂取できる。

卵殻カルシウム
卵殻カルシウムには高温で処理された焼成カルシウムと未焼成カルシウムとがある。
焼成カルシウムには卵のたんぱく質が残留していないため、食品衛生法では卵の表示は不要であるが、未焼成カルシウムは確認不十分のため、卵の表示をしている企業が多い。

レシチン
乳化剤として使用。大豆あるいは卵黄から作られる。

油脂
動物性油脂には魚油、バター、ラード、植物性油脂には大豆油、パーム油、なたね油、コーン油、キャノーラ油、やし油などがある。

書類整理をしていたら、アレルギー関連のものがたくさん出てきました。
役立ちそうなものもいろいろとあったので、またご紹介していきたいと思います。

なお、必ずお医者さんにご確認の上摂取するようにしてくださいね。

関連記事:分かりにくいアレルギー物質の食品表示解説~乳アレルギー編

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