節分の豆まきに落花生(ピーナッツ)?大豆?アレルギーっ子は家庭や幼稚園で注意を
節分と言うと「鬼は外 福は内」の豆まきです。
お子さんがいる家庭では、必ずやると言ってもいい…のではないでしょうか?
福岡出身の私は、豆まきと言えば当然「大豆」なのですが「月曜から夜ふかし」(2015.2.3放送)で「落花生(ピーナッツ)をまく地域がある」という話題が出ていました。
なんでも九州の福岡以外と、東北地方、北海道では落花生をまくのだとか!
豆まきをする人の約2割が落花生をまいているそうです。また、豆まきの後の掃除のしやすさから、殻つきの落花生をまくところも増えているようです。
スーパーでも落花生を見かけます
近年、節分の時期に落花生をよくスーパーで見かけるようになってきました。それを目にするたびに、恐怖を感じるのはピーナッツアレルギーっ子の母だからに他ならないでしょう。アレルギーっ子のいない家庭では、落花生はそんなに頻繁には食べないけど、特に気にもならない食べ物なのだと思います。
だからこそ、思うのです。
もし、落花生を食べたことのない小さなお子さんが、初めて豆まきで落花生をまき、症状が出たら…。
食べなきゃ大丈夫だから、とお友達と一緒に落花生をまいて症状が出たり、落花生をまいた後のお宅に遊びに行って症状が出たら…。
想像するだけで不安が高まります。
落花生は時に命に関わる重大なアレルギー症状を引き起こす食べ物です。多くの市町村では学校給食に落花生を使用しないと決めているほどなのです。
もちろん、大豆もアレルギー症状を引き起こす食べ物です。わが子も3歳まで大豆は完全除去してきたので、豆まきも控えてきました。
大豆についても充分に注意しなければなりませんが、大豆は日常生活で食べる事が多い食べ物です。
「初めての豆まき」の前に、醤油や味噌、納豆や豆腐を口にする可能性の方が高いですし、そこでアレルギーが分かっていれば「大豆で豆まき」は行わないでしょう。
一方でピーナッツはどうでしょう。離乳食にピーナッツ…ありえないですよね。ピーナッツは、いきなり節分で遭遇する可能性が高いのです。
しかも、重篤な症状を起こす可能性が高いと言われている落花生。注意喚起すべきだと思います。
落花生では本来、意味がない
専門家の先生によると、大豆をまくのには意味があるとのこと。
中国では古来、大豆には強い霊力が備わっていると言われており、その大豆をまくことで鬼を追い出し、福を招き入れるというのが本来の「節分の豆まき」。
落花生にはこの意味はないのだそうです。
とはいえ、昔から落花生をまいてきた地域の方々にとっては「別にいいじゃん」ということなのかもしれません。地域の風習にケチをつけるつもりはありませんが…
しかし、アレルギーっ子の母的視点から行くと、「落花生の豆まき」はやっぱり怖いのです。少なくとも幼稚園などでは落花生の豆まきを控える方向にしていただきたいと思うのです。
また、ピーナッツアレルギーの可能性が考えられる場合は、幼稚園や保育所での豆まきの前に、医師に相談すると良いと思います。私なら、幼稚園の先生にもピーナッツアレルギーの危険性について話をすると思います(わが子だけの問題ではないので)。
ちなみに、ピーナッツ&大豆アレルギーのお子さんが参加する可能性がある場合は、折り紙などで作った豆をまいても良いと思います。
少なくとも、まく際には十分に気を付けていただきたいなと思ったのでした。
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