アレルギーは遺伝する?花粉症やアトピーも関係ある?

公開日:  最終更新日:2016/01/14

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「アレルギーって遺伝するのかな?」

よく聞かれます。アレルギーがあっても元気に楽しく生きて行けますが、ない方が楽で便利なのは確か。
第一子がアレルギーっ子だったり、親がアレルギー体質だったりすると、やっぱり気になりますね。

「アレルギー体質」なら遺伝の可能性大

親が「卵の食物アレルギー」だから、子どもも「卵の食物アレルギー」になるというような単純な遺伝の仕方ではありませんが、「アレルギー体質」は遺伝すると言われています。

「アレルギー体質」とは、食物アレルギーだけを指すのでありません。体の外から入ってきたアレルギーを起こすもの(アレルゲン)に対し、体が過剰に反応してしまい、痒みや湿疹を引き起こしやすい体質のこと。例えばアトピー性皮膚炎、気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎、花粉症など。

わが家の場合、

父:花粉症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎
母(私):軽いアトピー性皮膚炎、卵アレルギー(いずれも幼少期)

長男:アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、卵アレルギー(現在は食べられます)
次男:食物アレルギー(卵、乳、小麦、ピーナッツ、一部の魚)。

というわけで、完全にかぶっているわけではありませんがアレルギー体質一家あることは疑いようがありません。

しかし、私の両親はどうかと言うと、両親ともにまったくアレルギー体質ではありません。妹がいますが、妹もまったくありません。私自身も子どもの頃にアトピー、卵アレルギー共に完治しているので、今思えば軽症でした。唇が腫れたりして嫌だった記憶はありますが…。

「アレルギー体質」の人の場合、体質が遺伝する可能性がさらに高くなりますが、アレルギーがなくても当然発症する可能性はあります。

妊娠中に気を付ける事ってあるの?

上記のような話をすると「そっか…、やっぱり遺伝しやすいんだ…」と全員が落ち込みます。特に自分がアレルギー体質だと、その辛さが分かっているだけに子供に同じ思いをさせたくないと思うもの。私も出産前はずいぶん気にしたのでよく分かります。

アレルギー体質にしないように、なったとしてもできるだけ軽く…と思うのが親心です。妊娠中にこの点について医師に聞いてみたところ、「卵などは妊娠後期には食べない方がいい」という医師もいましたし「関係ない」という医師もいました。

私自身の事で考えると、自分が子どもの頃卵アレルギーだったこともあり、妊娠中はできるだけ卵を控えていました。しかし、子どもは2人とも卵アレルギーです。他のアレルゲンだとまた違うかもしれませんが、「食べない」ことよりも「食べすぎない」ことを意識すればよいのではないかと、個人的には思います。

ただ、もう1人妊娠するなら、アレルゲンには徹底的に気を付けると思います。気にしすぎると食べるものがなくなってしまいますので、心がけるなら「回転食」にすることです。同じアレルゲンを続けて摂取しない食事法で、アレルギーっ子の食事にも推奨されています。

気にしすぎると精神的な余裕がなくなり、ストレスがとてもたまります。きつくなります。それは胎児にとって良いものではないはずです。心の片隅に置いておき、できる範囲で心がければいいのではないでしょうか。ダニアレルギーで掃除を神経質にしすぎて、パンクしてしまったお母さんを知っているだけに、アレルギー対応にはある程度の息抜きが必要だと私は思います。

離乳食の進め方など、古い情報に惑わされるな!

アレルギーの発症を防ぐために、離乳食を遅らせることなどが言われてきましたが、たった数年で育児の方法は変わります。医学もどんどん進みますし、常識も変わります。集団健康診断時などに離乳食の説明があるはずです。そこで最新の方法を学ぶのが最も良いと思います。

ここで気を付けてほしいのは必ず「最新の方法」を調べる事です。インターネット上には古い情報がそのまま残っています。今はもう使われていなかったり常識的ではない事も、検索すれば最新のことのように出てきます。

「最終更新」がいつかを必ずチェックしてください。インターネットを過信しすぎない事、大事だと思います。おばあちゃんが昔の育児を押し付けてくるのと同じです(よく聞きます…)。今は、アロエはやけどに貼ってはいけないと言われます(感染症予防のため)が、昔ははってましたよね?それと同じです。

最新の情報を手に入れるアンテナを張って、離乳食を進めてほしいと思います。

アレルギーについての知識があることに自信を持って

アレルギー体質の両親であれば、アレルギーと言うものがどんなものなのか分かっていると思います。
何らかの症状が出た時に「アレルギーかもしれない」と思って動けるのと動けないのとでは初動に大きな差がでます。だから、アレルギー体質を嘆くのではなく「私にはアレルギーについての知識があるんだ」と自信を持ってほしいと思います。

よく「私のせいで子どもがアレルギーになった」という言い方をする方がいますが、果たしてそうでしょうか。そんな事を言われても、子どもは嬉しくありません。

アレルギーがなくたって、子育てには悩みがつきもの。ちょっと大変だけど、アレルギーだってその1つと思って、自分を責めずに毎日を送ってほしいと思います。

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