小麦アレルギー血液検査では「ω-5 グリアジン」が重要!

公開日:  最終更新日:2016/01/23

064_a0940_000385先日ピーナッツアレルギーについての記事で「Ara h2」について書いたので、小麦における「ω-5 グリアジン」についても書いてみたいと思います。血液検査では、特に確認したい項目です。

ω-5 グリアジンって何?

ずばり「ω-5 グリアジン」は小麦アレルギーの原因となるたんぱく質の1つです。

小麦のたんぱく質には、グリアジン・グルテニン・アルブミン・グロブリンなどがあります。しかし、小麦アレルギーだからと言って、このすべてに反応しているわけではありません。

息子の過去の血液検査を見直してみると、例えば小麦の数値が「8.82」だった4歳児、「ω-5 グリアジン」は「0.34以下」です(もっと小麦の数値が高かった時代は調べていないので分からないのですが…)。

「ω-5 グリアジン」の数値が重要視されるのは「食物依存性運動誘発」(原因アレルゲンを食べて運動をすると強いアレルギー症状が出る)の原因とされ、知られているからです。

「ω-5 グリアジン」の数値が高いと食べた時に強い症状が出る可能性が高いとされています。

負荷試験の前の検査が有効

小麦アレルギーのお子さんで、負荷試験を考えていたり、入園・入学で食べた後に運動をする可能性が高い場合に「ω-5 グリアジン」の検査を行う事が多いようです。

血液検査の結果、陰性だから食べられるというわけではありませんが、負荷試験を行う指針になると言えるでしょう。わが家もこの数値が低かったため「小麦は大丈夫かも…」と減感作を進めた経緯があります。

大人の小麦アレルギーでも検査される項目ですので、パンや麺を食べて調子が悪い…という方は調べてみると良いかもしれませんね。

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