【アレルギー血液検査結果】5か月~8歳の卵、乳、小麦、ピーナッツの数値変遷まとめ
約1年ぶりに血液検査を行いました。
生後半年から続けている血液検査ですが、年齢が上がるのに反比例して下がり続け、8歳になった今回は劇的に下がりました。どのような変遷をたどっているか「総IgE」「卵」「乳」「ピーナッツ」「小麦」の数値を公開したいと思います。
上が最新です。下に行くにしたがって年齢が下がります。
年齢 | 総IgE | 卵白 | 乳製品 | ピーナッツ | 小麦 |
---|---|---|---|---|---|
8歳0ヶ月 | 1180 | 3.46(2) | 10.2(3) | 18.9(4) | 1.76(2) |
6歳8か月 | 1060 | 7.11(3) | 31.2(4) | 20.9(4) | 3.72(3) |
5歳9か月 | 853 | 12.0(3) | 36.0(4) | 28.3(4) | 4.48(3) |
5歳3か月 | 581 | 14.0(3) | 26.3(4) | 32.4(4) | 4.46(3) |
4歳9か月 | 602 | 15.7(3) | 42.1(4) | 56.9(5) | 7.32(3) |
4歳4か月 | 672 | 21.5(4) | 44.6(4) | 78.5(5) | 8.82(3) |
3歳9か月 | 1110 | 37.9(4) | 88.4(5) | no data | 16.6(3) |
3歳5か月 | 675 | 27.9(4) | 60.7(5) | 60.3(5) | 16.1(3) |
3歳1か月 | 1256 | 47.4(4) | 66.4(5) | no data | 53.9 |
2歳11か月 | 1634 | 66.8(5) | 100以上(6) | no data | 61.0(5) |
1歳0か月 | 2200 | 99.8(5) | 52.4(5) | no data | 79.5(5) |
5か月 | 826 | 62.6(5) | 31.0(4) | no data | 37.4(4) |
以上のような結果になりました。
総IgEについて
IgEは上がったり下がったりしています。あらためて見てみると、現在は上がっていることが分かります。
これは、食物以外の項目「ダニ」「ハウスダスト」といった数値が上がっていることが関係しているかなと思います。「ダニ」「ハウスダスト」などは今回の表には書いていませんが、乳児期は低く、現在は高いです(いわゆるアレルギーマーチの状態)。
また、今回も含め、負荷試験の後に血液検査を行っている場合があります。この場合は、アレルゲンを接種した直後の血液なので、多少数値が上がる事があるようです。
卵白について
卵白は過去に2度ほど負荷を行い、病院でアナフィラキシーを起こしたことがあるアレルゲンです。
今回(8歳)全卵の1/4を食べる負荷試験の直後にこの血液検査を行いました。負荷試験の結果は陰性で、全卵1/4を加熱したつなぎで食べられるようになりました。
卵白の前に、卵黄とうずらの卵はクリアしていました。全卵1/4クリアはアナフィラキシー経験者からすると物凄い進歩で感動すら覚えました。
乳製品について
牛乳、ミルクといった項目にあたります。
数値が高く、100オーバーの時もありましたが、入院負荷試験でごく微量ならOKということがわかり、ごく少量含まれるパンを食べ続けたことも。現在は食べたり食べなかったり…です(単に継続できていないだけ…)。
卵白1/4をクリアしたので次回は乳製品の負荷試験を考えていますが、残念ながら次男坊は「シチュー」「グラタン」が嫌い。入院負荷試験でも牛乳を飲みたがらずに本当に困りました。
その点も含め、次回は「ヤクルト」で挑戦する事になっています!
ピーナッツについて
乳幼児期は摂取する事が少ないので検査していなかったピーナッツですが、集団生活に入るころから検査を始めました。お友達のおやつに含まれていたり、給食に入っていることもあるので、検査をするようになりましたが、最初から非常に数値が高く、負荷試験のOKすらもらえない状態が続いていました。
今回、「Ara h2」という数値をあわせて検査し、負荷試験のOKをもらったので近々チャレンジしてみたいと思っています。
その経緯はこちら。
参考記事:ピーナッツアレルギー血液検査項目「Ara h2」で、食べられるかどうかが分かる?
小麦について
小麦は早い段階から少量なら食べられていました。
現在は、ラーメンの替え玉もできるほど食べられますが、運動をすると蕁麻疹が出るので食べた後の運動は控えています。このせいで、なかなか「解除!」と言えないのですが…。
小麦については「ω-5 グリアジン」なども関係しています。
参考記事:小麦アレルギー血液検査では「ω-5 グリアジン」が重要!
【小麦アレルギー】食物依存性運動誘発アナフィラキシー?似てるけど違う場合も
血液検査の数値を公開するわけは…
除去項目が多く、血液検査の数値も高かった乳幼児期、ネットでよく「アレルギー 治る」「血液検査 下がる」などと検索していました。
これから血液検査の数値が下がり、完全除去しているものも食べられるようになると、なかなか思えなかった時期。経験者の声をとにかく聞きたかったし、他の人の血液検査の変遷も参考にしたかった。
そんな気持ちに応えてくれる情報がなくて、このサイトを作り始めました。
上の表は息子の血液検査の数値の変遷で、一例ではありますが、「成長と共に血液検査の数値は下がる」ことを示していると思います。
ちなみに、負荷試験を行い、微量でも食べられると分かったものはなるべく継続して食べるように心がけています。これは「食べた方が数値が下がり、食べられるようになる」と医師に指導されたからです。
こんなケースもあるんだな、と見てもらえればと思います。他人の血液検査を見る機会なんて、ないですもんね♪
参考記事:0歳5ヶ月~4歳までのアレルギー血液検査結果一覧にしました(他項目の結果も載せています)
その他、右メニューの「血液検査」をクリックしていただくか、右上検索窓から「血液検査」で検索をかけていただくと、血液検査関係の記事を見る事ができます。また、このページの下の部分にも関連記事が表示されていると思います。
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