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大豆アレルギーとは異なる「納豆アレルギー」に要注意

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少し前に新聞でも報じられていた「納豆アレルギー」。これ、「大豆アレルギー」とは全く異なるものなの。何らかの症状が出たときには、「大豆が食べられるから納豆ではない」と排除しないように注意が必要です。

大豆アレルギーの場合、むしろ納豆は症状が出にくい部類

「大豆アレルギー」の方が負荷試験を行う場合、反応の出にくい発酵食品から試していくことが多いと思います。我が家の場合、最初に試したのは「豆腐」でした。初めて食べた豆腐で全く反応しなかったことから、自宅で「醤油」や「味噌」、「納豆」と食べ進めていったと記憶しています。

「大豆アレルギー」の場合、当然のことながら「大豆そのもの」(黄な粉なども)が最も強く反応するわけですが、納豆は発酵しているため、大豆そのものに比べると症状が出にくいとされています。

納豆アレルギーの原因となるのは「ネバネバ」

対して「納豆アレルギー」では問題となるのは原材料の「大豆」ではありません。
納豆の最大の特徴ともいえる「ネバネバ」が原因で発症します。

「ネバネバ」の名称はPGA(ポリガンマグルタミン酸)。実は納豆だけではなく、加工食品や化粧品などにも含まれています。

大豆アレルギーはアナフィラキシーを起こしにくいのですが(もちろん起こすこともあります)、納豆アレルギーはアナフィラキシーを起こしやすいです。しかも、通常のアナフィラキシーが摂取後即起きるのに対し、食後半日(8時間~12時間程度)で起きるのが特徴。

うーん、これは納豆アレルギーの特徴を知らないと気付かないかもしれません。

クラゲにご注意!納豆アレルギーになる原因

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納豆アレルギーの場合は、『茶のしずく』の石鹸事件を考えると分かりやすいかもしれません。
石鹸で顔を洗うことにより、皮膚から入った小麦を含む成分により、小麦を食べるとアレルギーを起こすようになってしまった、あの事件です。

納豆アレルギーはマリンスポーツを楽しむ人に多いと言われています。このことから原因の1つに考えられているのが「クラゲ」です。

クラゲにさされるとPGAに対する抗体が体内で作りだされます。そして次にPGAを含むものを摂取することでアナフィラキシーを起こしてしまうという風に考えられています。

クラゲに刺された経験があったり、大豆は食べられるのに納豆でアナフィラキシーが起きる人などは特に「納豆アレルギー」を疑うべきでしょう。

しかし中には「納豆では起きなかったが、タレや飲料でアナフィラキシーが起きた」という人もいるそうで…。
詳しくはこちらのページが分かりやすいのでリンクしておきます。
https://www.m3.com/open/clinical/news/article/425021/

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