
海外旅行では往復の飛行機で機内食が提供されます。この記事では、アレルギー対応食を提供している日本の航空会社と、海外の航空会社の特別機内食の傾向、私が実際に利用した「スターラックス航空」(台湾発着)について紹介します。
※この記事はプロモーションを含みます
アレルギー対応食・特別機内食を注文する際の注意点
アレルギー対応食をはじめとした特別機内食を注文する際には、以下の3点に注意が必要です。
- アレルギー対応食は一般よりも早いタイミングで予約が締め切られるケースがある
- 路線によって提供している機内食の種類が違い、どれも食べられない場合がある
- 座る座席(クラス)によって提供されている機内食が違い、特別機内食が食べられないケースがある
以上を踏まえて、国際線で提供されている特別機内食を紹介していきます。
国際線でアレルギー対応食を提供している日本の航空会社

国際線でアレルギー対応食を提供している国内の航空会社を紹介します。
JAL(日本航空)
JALで提供しているのは以下の2種類。
- 7品目アレルゲン対応食
- 28品目アレルゲン対応食
辻安全食品と共同開発したJALオリジナルのメインディッシュを提供しています。サラダ・フルーツ以外はすべてアレルギー専用キッチンで調製してるそうです。便出発の49時間前まではJAL Webサイトで、48時間前までは各種窓口で受け付けています(2025.1.10現在)。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/service/meal/special/menu/allergen
ANA(全日空)
ANAで提供しているのは以下の2種類。
- 8品目アレルゲン対応食(小麦、蕎麦、乳製品、卵、落花生、えび、かに、くるみ)
- 28品目アレルゲン対応食(8品目アレルゲンの他、あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、ごま、カシューナッツ、アーモンド、マカデミアナッツ)
ANAグループ運航便では、長年アレルゲン対応食品を取り扱っている会社の商品を使用していて、ANAのキッチンでの調整はありません(2025.1.10現在)。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/inflight/service/international/spmeal
JALとANAの対応はさすがです!
その他
Peachはアレルギー対応食を提供していませんが、アレルゲンの確認は可能です。
https://www.flypeach.com/lm/ai/inflights/inflight-service/meal
LCCのほとんどはHP上ではアレルゲンの確認ができないようです
気になる方は問い合わせてみると良さそう!
スターラックス航空(台湾)で"ヴィーガンミール"を注文した感想

2024年末から2025年始にかけて、スターラックス航空の福岡⇔台北(桃園)便を利用しました。アレルギー対応メニューはありませんでしたが、ヴィーガンミールがあったので予約して乗り込みました。
スターラックス航空では特別機内食として「ベジタリアンミール」「宗教食」「乳幼児およびお子様用のメニュー」「医療・ダイエットメニュー」「その他の食事制限」「その他の特別機内食」を用意しています。
それぞれ数種類あり、ヴィーガンミールはベジタリアンミールのなかの1種類です。医療・ダイエットメニューにはグルテンフリーメニューや低乳糖メニュー(牛乳や乳製品不使用)などがあります。
息子は
- 卵乳に制限があり、小麦は動かなければ大きな症状が出ない
- 卵や乳も誤食した程度では症状が出ない。特に乳は負荷試験で200ccをクリアした
状態だったので、機内食を食べる決断をしました。
以前、台湾に行った際はもっと食事制限が多くて食べられる量も少なかったので、フルーツミールにして着陸直前に食べました
…ということで、きちんと機内食を食べるのは今回が初めてでした
提供の方法
ほかの搭乗者の機内食が運ばれてくるのに先駆けて、客室乗務員の方がヴィーガンミールを持ってきてくださいました。英語で「あなたの食事はこのヴィーガンミールで間違いないか」と聞かれていたようです(高2なので本人が確認しました^^;)
息子が注文したヴィーガンミールはスターラックスHPによると「肉・卵・乳製品・蜂蜜・アルコール・ネギ属の食材などの動物由来の食品は含まないメニュー」で、通常の機内食とは別のメニュー内容でした。
ボリュームも通常の機内食と変わらず、美味しく食べていました。帰りの便はカレーだったと記憶しています。
スターラックスの特別機内食メニューについて、詳しくはこちらのURLを参考にしてください。
https://www.starlux-airlines.com/ja-JP/experience/inflight-service/inflight-dining/special-meals
海外の航空会社の機内食は宗教・ライフスタイルに合わせて提供

海外の航空会社のHPを見ると「特別機内食」として「ヴィーガンミール」や「グルテン不耐症食」「宗教に配慮した機内食」などを提供しています。日本の航空会社のようなアレルギー対応食は見当たりませんでした。
全体的に疾患に合わせたものよりも、宗教的な配慮(ヒンズー教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒等)、ライフスタイル(ベジタリアン、ヴィーガン等)を考慮したものが多いように思います。このなかから自分が食べられそうなものを選ぶことになりそうです。
どんな感じか見てみたい方は下のリンクを参考にしてみてくださいね。
- アメリカンエアライン https://www.americanairlines.jp/i18n/travel-info/experience/dining/special-meals-and-nut-allergies.jsp
- スターラックス(台湾) https://www.starlux-airlines.com/ja-JP/experience/inflight-service/inflight-dining/special-meals
- エアチャイナ(中国国際航空)https://www.airchina.jp/JP/JP/info/meals/special.html
- カンタス航空(オーストラリア) https://www.qantas.com/jp/ja/qantas-experience/onboard/inflight-dining/dietary-required-meals.html
- エミレーツ航空(ドバイ) https://www.emirates.com/jp/japanese/before-you-fly/travel/dietary-requirements/
- ブリティッシュエアウェイズ(イギリス) https://www.britishairways.com/content/ja/information/food-and-drink/special-meals
機内食は航空券を予約前に確認を
特別機内食は一般的な機内食よりも予約締切が早いケースがあります。また、路線によって提供されるメニューも異なります。
自分が乗ろうと思っている路線、航空会社がどのような特別機内食を提供しているか、必ず確認してからの予約をおすすめします!
エピペンの持ち込みについても航空券を取る前に確認したほうが良いです!予約したあとで持ち込めないことがわかった私の体験談はこちら…。
台湾へは過去の2度行っていますが、これは1度目の話です…
主治医に作成してもらったエピペン持込の書類についても書いてます