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【例文あり】園・学校とのアレルギー面談資料の作り方

進学や進級にともない、新担任、養護教諭、栄養教諭、教頭とのアレルギー面談をおこなう方も多いのではないでしょうか。私は幼稚園~高校1年まで10回以上おこない、その都度、生活管理指導票とは別に資料を持参していました。この記事ではその資料の一部を紹介します。※一部にプロモーションを含みます

この記事で言う「アレルギー面談に持参する資料」とは

アレルギー面談の際に、学校側が参考にするのは、生活管理指導票です。今回の記事で紹介する資料は、生活管理指導票の内容を補足するものと考えてください。

面談では初対面の先生と話すことが多く、うまく伝えられるかどうかドキドキ…

…なので、事前に言いたいことをまとめ、面談時に先生方に配って説明していました

アレルギー面談の内容、方法は各園・各校により大きく違います。また必要な相談の内容もアレルギーの程度や年齢によってまったく異なります。「こんなに資料を作りこまなくても良い」という方も「これじゃ足りない」という方もいると思います。この記事は1つの参考として見ていていただけると幸いです。

資料は口頭で説明することを念頭においたものなので、必要最低限の内容にしています

資料①アレルギー症状が出た場合の対処

アレルギー症状が出た場合の対処について次のような資料を作っていました。書く内容は以下の通りです。

資料に書く項目

  • 考えられるアレルギー症状の始まり方
  • アレルギー症状が出た場合の対処
  • アナフィラキシー・ショックの説明と対応
  • 原因となる食べ物(可能性が高いもの)
  • 悪化のステップ
  • お願いしたい連絡手順と連絡先

考えられるアレルギー症状の始まり方

この項目には、家庭でよくある症状の始まり方を書きます。できるだけ初期の段階で気づいてもらうことが目的です。我が家では以下のように書いていました。

わが子の場合(幼稚園提出分)

  • 顔や体をなんとなく痒がっている
  • 蕁麻疹が1,2個出始める
  • 咳をし始める
  • 顔をしきりにこする
  • なんとなく様子がおかしい

この項目は、言葉で不快感をうまく説明できないときや、本人が症状に気づいていないときを想定しています。

年齢が低いときは細かく書いていたけど、高学年になるともっとシンプルにしてました

たくさん書きすぎず、先生に気にしてほしいことだけを書くように心がけてたよ

アレルギー症状が出た場合の対処

この項目には、アレルギー症状が出た場合にお願いしたい対処を症状別・症状の程度別に書きます。以下の順に書いていました。

  • どのような症状か
  • 症状が軽い場合の対処法(家庭でいつもしている内容)
  • 注意事項
  • アナフィラキシー・ショックの可能性

我が家では以下のように書いていました。

わが子の場合(幼稚園提出分)

  • 顔、体の蕁麻疹(数個程度)←最も経験が多い。

蕁麻疹が出た以外に症状がなく、元気で機嫌が良いようであれば、

  • 手を洗わせ、口の周りを拭き、うがいする
  • お渡ししている頓服薬(薬名)を飲ませる
  • 保護者に連絡する
  • 蕁麻疹が増えないか、その後消失するかを経過観察する

の手順でお願いします。

蕁麻疹は、摂取後1~2時間後に出ることも多く、最初は数が少なくても、時間が経つと増えることがあります。蕁麻疹は頓服薬を摂取後1~2時間かけて消失することが多いです。

蕁麻疹の数が多く顔全体がむくんだようになる、症状が治まらずに悪化する、なんとなく様子がおかしい、といった場合は次の可能性があります(※このあとアナフィラキシー・ショックの説明につなげる)。

連絡手順やしてほしい対応は、ご自身の家庭の方法に変えてくださいね

アナフィラキシー・ショックの説明と対応

アナフィラキシー・ショックの可能性がある場合は、以下の内容を書いていました。

  • わが子の場合のアナフィラキシーショックの説明
  • わが子の場合、アナフィラキシー・ショックの原因となる可能性が高い食べ物
  • アナフィラキシーショック時の対応

わが子の場合(幼稚園提出分)

特定の食べ物などにより強度の即時性アレルギー反応(アナフィラキシー・ショック)を起こす可能性があります。

これまでアナフィラキシーを起こしたことはありませんが、検査結果では非常に高い数値を示しており、家では完全除去(家族もそばで摂取しない、家に持ち込まない)を行っています。

一般的なアナフィラキシー・ショックの説明については病院からもらった詳しい資料も持参しました。

私がお話しした全員の先生がアナフィラキシー・ショックの知識を持っていました。そして学校では毎年エピペンの講習もしているとのことでした。

一方で、実際にアナフィラキシーショックの対応をしたことがある先生は、養護教諭の先生1人だけでした。

先生方も親と同様「アナフィラキシー・ショックは怖いもの」と強く思っていると感じました

だからこそ丁寧に説明することが大切だなと思いました

アナフィラキシー・ショックの原因となる食べ物(可能性が高いもの)

アナフィラキシー・ショックについては生活管理指導票にも書いていますが、対応を含めて1つの資料で見れるように、こちらにも書いていました。

わが子の場合(幼稚園提出分)

アナフィラキシー・ショックの原因となる食べ物は「鶏卵・牛乳・乳製品・大豆・ピーナッツ」です。

上に記載したものを、皮膚に付着させたり、気道から吸入したり、口から摂取した可能性があった場合、次のようなことに注意してください。

幼稚園のときまでは、このあとに、アナフィラキシー・ショックの対応を細かく書いて渡していました。しかし、長すぎて分かりにくいのが難でした。

小学校からは、病院で貰ったアナフィラキシー・ショックの対応がわかる資料を代用していました。

病院からもらった資料がない場合、「よくわかる食物アレルギー対応ガイドブック2014」の「対応チェックシート」も参考になります。

独立行政法人 環境再生保全機構|よくわかる食物アレルギー対応ガイドブック2014

子ども家庭庁のHPにも同じものが掲載されていました。

こども家庭庁|食物アレルギー症状への対応の手順

こちらのアレルギーポータルや日本アレルギー学会の内容も参考になると思います。

日本アレルギー学会|アナフィラキシーガイドライン2022

緊急連絡先

最後に緊急連絡先を記します。

わが子の場合

連絡は必要に応じて

  • ①母親携帯 
  • ②父親携帯 
  • ③病院(主治医は、〇〇病院小児科〇〇先生)

にお願いいたします。

①②に繋がらず、対処法が不明の場合で急を要する場合は③にお願いします。

資料作りは面談の準備にもなる!

症状の程度や対応の方法は個人によって異なるので、この資料の作り方は1つの例として参考にしてもらえると嬉しいです。

先生方は子どもが安全に過ごせるようにサポートしてくれる味方です。わが子がお世話になった先生方は、メモを取りながらとても真剣に聞いてくれました。

ドキドキすると思いますが、焦らず慌てず、準備していれば大丈夫!応援しています。

この資料と別に「薬についての資料」と「症状についての資料」も作っていました。こちらは別記事にまとめています!

お薬セットの作り方についてはこちら

新学期スタート後、保護者会での説明はこちらも参考に↓

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