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卵殻カルシウムって何?焼成と未焼成の違いは?卵アレルギーと関連ある?

お菓子の原材料で目にすることが多い「卵殻カルシウム」。「卵」という文字が入っていますが、卵アレルギーとはどのような関係があるのでしょうか。また、焼成や未焼成の意味についても調べてみました。

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卵殻カルシウムは卵の殻由来のカルシウム

卵殻カルシウムとは「卵の殻」を加工したものです。焼成カルシウム(高温処理されたもの)と、未焼成カルシウム(高温処理されていないもの)があり、焼成カルシウムには卵のたんぱく質が残留していないので、表示義務はありません。

未焼成カルシウムは、卵のたんぱく質が残留しているかどうかを十分に確認できていないという理由で、卵の表示義務があるようです。

アレルギーポータルのホームページには「鶏卵や牛乳の食物アレルギーがあっても卵殻カルシウムや乳糖は食べても大丈夫ですか?」という問いに対して以下のように答えています。

卵殻カルシウムにはほとんどタンパク質を含んでいませんので、加熱した状態(焼成)でも、加熱しない状態(未焼成)でも、ともに摂取することができます。

よくある質問 | 鶏卵や牛乳の食物アレルギーがあっても卵殻カルシウムや乳糖は食べても大丈夫ですか? - アレルギーポータル (allergyportal.jp)

わが家では卵黄の負荷試験をクリアしたあたりで、医師に卵殻カルシウムを食べてよいか確認しました(2012年あたり)。卵殻未焼成カルシウムを最初に試したときは、念のため少量から慎重に進めましたが、症状は出ませんでした。

卵アレルギーで治療をおこなっている方は主治医に確認すると安心です。

卵アレルギーだけど卵殻カルシウムは食べられる場合

アレルギーポータルにも書かれているように、卵アレルギーがあっても、卵殻カルシウムは基本的に食べられると考えられています。しかし、卵殻カルシウムを含む商品には「卵」とアレルギー表示があるので、避けている方も多いでしょう。

どうしても食べたい商品の原材料に「卵殻カルシウム」と書いてあり、アレルギー表示に「卵」の文字がある場合は、メーカーに問い合わせてみるのがおすすめです。私も「原材料に含まれている卵が卵殻カルシウムだけなのか、それとも他にも卵の成分が含まれているか」をメーカーに直接確認し、卵殻カルシウムのみを含む場合は食べさせた経験があります。

卵殻カルシウムは子ども向けお菓子に含まれることが多い

私が最初に「卵殻カルシウム」について気づいたのは「クッピーラムネ」の原材料表示を見ていた時でした。最近はカルシウム入りのお菓子が多く、卵殻カルシウムを含む商品もよく目にします。

カルシウムを含む子ども向けのお菓子は「カルシウム入り」と書いてあることが多いので注意してみてください。

参考

乳アレルギーがある場合のカルシウム対策はこちらも参考に

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