アレルギーがあっても旅行できた♪ 1日目熊本県阿蘇の巻

公開日:  最終更新日:2024/02/19

この旅行に出かけたのは、2012年の8月(お盆の後)ですが、2012年の7月に九州中央部を豪雨が襲いました。甚大な被害を受けた場所は、ちょうど私が旅行を計画していた場所と合致。

1ヶ月前には観光列車「あそボーイ」(熊本→宮路間)の予約が始まるのですが、残念なことに土砂崩れで不通の区間が出てしまい、予約受付が延期されました。土砂崩れで通行止めの道も多く、調べれば調べるほど不安になっていきました。

宿泊予約をしていた「ティンクナ」や、料理を食べる予定にしていた「田楽 奥阿蘇」の方にメールで詳細を聞き、どうやら行けそうだと思った頃に、「あそボーイ」が区間を変更して「博多→熊本間」を運行することが決まりました。

そこで、当初の予定を一部変更して旅に出ることに決めました。

アレっ子の旅は、ある程度かっちりと予定を決めておかないといけないので、慌てましたが、一安心したのを覚えています。※この記事は2012年11月4日に書いたものを一部編集して再掲しています

まずは「あそボーイ」で盛り上がる

小倉→博多は快速で。博多駅で待ちに待った「あそボーイ」と対面しました!

かわいい!とにかく、もう、かわいい!!

子ども達は乗り込むや否や、車内中を探検し、プレイルームに陣取りました。大人達は、カラフルで素敵なデザインの車内で、ゆったりと過ごしました。

売店も子どもの喜びそうなたたずまい。

人気キャラクター「くろちゃん」のグッズももちろんゲット。名物のプリンはアレっ子には無理でしたが、こういうときに助かるのがドリンク類。お決まりの「サイダー」は大丈夫でした。

まぁ、遊びに夢中すぎて、アレが食べたい、コレが食べたいというのもあまりありませんでしたが…。

熊本駅では、素敵なジャズの音色がホームに流れ出したので、「これ、絶対A列車だよ!」と子供達と走って音のするほうへ…。

ありました、観光列車の「A列車で行こう」。シブい。

熊本駅から阿蘇山火口へ

当初の予定を変更した結果、昼食は持参したお弁当を食べることにしました。熊本駅近くでレンタカーを借り、阿蘇に向かう車中でむしゃむしゃ。お弁当は気楽でいいです。

阿蘇について向かったのは、一番見せたかった「火口」。噴煙がもくもくと上がる火口を見ることができます。ここでの懸念は、

「気管支炎や、喘息の持病のある方はご遠慮ください」

との注意書き。有毒ガスが流れているため、呼吸器系に持病を持つ人は命に関わることもあるのだとか。次男は、風邪をひくと咳が長引いたり、「喘息の疑いがある」と言われたこともあり(確定診断はまだ)、本当に悩みました。

担当医に相談したところ、「喘息発作を起こしたことがあるわけでもないし(疑いはあるが)、吸入と頓服薬を持参して対応してみては?」とのことでした。

吸入、頓服薬は、食物アレルギーで呼吸器に症状が出たときのためにいつも持っているものです。体調もよかったので、向かいましたが、とてもドキドキしました。

でも、その後「火山博物館」で、有毒ガスが濃かった日に、喘息発作を起こして亡くなった方の新聞記事を目にし、ハっとしました。目に見えないガスの怖さを感じると共に、侮ってはいけないなと実感しました。

次男の場合は大丈夫でしたが、「喘息疑いでも大丈夫」ということにはなりません。実際に足を運ばれる方は担当医と相談したり、お子さんの体調を見たりしてご自身で判断してくださいね。

火口博物館と草千里

余談ですが、私は小学校の修学旅行で阿蘇、別府を訪れています。定番の「草千里」は行きましたが、火口博物館は覚えていません。

火口を見た後に火口博物館に行ったのは作戦でした。火口博物館で詳しく知った後に火口に行くのは怖がるかなと思ったからです。案の定、怖がり次男は、動くジオラマで泣き、映像での紹介は見ることができませんでした。

小2長男はこういうのが大好きなので、火山の仕組みを隅から隅まで見て回っていました。火口に備え付けられたカメラの映像も見ることができるので、喘息の持病があって火口にいけない場合もなんとなくの雰囲気は分かるかもしれません。

草千里は、風景は本当にきれいです。ただ、馬の糞尿がハンパない。有名ですけどね。子どもは盛り上がります。うんち、おしっこ大好きだから。

定番を押さえたところで、1日目の宿に向かいました。

念願の「ティンクナ」へ

北海道の輝き ティンクナ」は、かわいらしくて、アットホームな雰囲気のお宿でした。大人3人、子ども2人でしたので、お部屋はベッドでいっぱいでしたが、部屋で過ごす時間はあまりなかったので問題なし。

食事をするレストランのお隣が、みんなが集える場所になっていて、ソファに座って本を読んだり、我が子は知恵の輪やパズルに熱中していました。

ご飯の前にお風呂へ。

阿蘇ですが、ココのお風呂は温泉じゃない。その代わり!自然回帰水なのです。アトピーっ子の長男のために、試してみたいなと思ったのもここを選んだ理由のひとつ。お湯がやわらかい、ように感じたのは決して気のせいじゃないと思います。子供達も喜んで入っていました。

特別メニューの夕ご飯

次男は特別メニュー。長男は大人のコース料理の量を少し減らした子どもサイズのコース料理でした。お食事も好評価だったので期待していましたが、本当に美味しかったです。

食事の途中でオーナーが窓の外を見て、「こんなにきれいな月を見たのは初めて」とおっしゃって、ちょっといいですか?と部屋の灯りを消しました。すると…真っ暗な中に月の姿と街の灯りがチラチラと見えて、とても幻想的でした。

次男はハンバーグランチでした。スープがとても美味しそうだったのですが、なかなか箸を勧めません。とても豪華な内容に見えるのですが、ほかのメンバーと違うせいか、あまり乗り気ではありませんでした。(それ以上に、凝ったはじめての料理を敬遠する傾向がある次男・・・)それでも、口にしてみると美味しかったと見えて、最後まで残ってほぼ全部食べることができました。

私も味見しましたが、優しくて自然なお味で美味しかったです。「こんなに凝ったの、あまり作らないからね~」と言いながら食べたのでした。

長男も、次男と同じタイプのランチ系に変更できたのですが、あえて今回はコースにしてみました。こんな機会もあまりないので。結果、かなりの量でしたが、ペロっとたいらげました。次男の気持ちとしては「お兄ちゃんと違う」と思ったかもしれませんが、今回はこれで良かったと私は思っています。

夜は虫取り

ティンクナ」の周囲はクヌギの木だらけ。オーナーと一緒に、うっそうと茂った森の中に分け入ってカブトムシとクワガタを探しました。時期的なこともあって、あまり取れなかったのですが、夜の森はなかなか刺激的でした。

こういう体験をしたことがない息子にとっては良い経験だったなと思います。次男は寝ていていけなかったのですが…彼は怖がりなので、行かなくてよかったかなと。

夜のうちにオーナーがもう一度森に入ってくれて、朝には数匹のカブトムシとクワガタを虫かごに入れてくれていました。

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